さて。ケーキ作りのため、ルックが再び裏庭にやってきました。 砂糖とベーキングパウダーは既に購入済み。 あと必要なのは…そう、バターです。 この器具を使うと、手作りバターができるのですよ。 では、ルック、解説お願い。 ル「……いいけど。今度はちゃんと聞いてて欲しいね。 まず、新鮮な牛乳をタルの中に入れて…」 |
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ル「ここからが肝心だよ。 かきまぜ棒をしっかり持ったら、間を置かず――」 |
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ル「えぐり込むように…… 打つべし!打つべし!打つべし!」 (c/あしたのジョー) ……ルック、案外ノリノリです。 |
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ル「ハアハア… しっかり混ざったら、すぐに取り出す!」 気合入ってますね、神官将! |
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両足の角度にも、かなりの気合が見てとれます。 (お茶目な人だ…) |
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ル「ハアハア… これを、数回、繰り返して、完成だよ」 息切らしての解説、どうも有難う。 なかなか良い出来のようですね。 |
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出来たてのバターと残りの材料をしっかり混ぜ合わせて… | |
かまどにて焼く事しばし。 | |
美味しそうなケーキの完成です☆ ル「はじめてにしては…まあまあかな」 さて。 この甘〜い香りに誘われて、真っ先にやってきたのは―― |
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やはりお前か。 ユ「ケーキだ!ケーキの臭いだなっ!!!!」 ほんとにキミ、遊ぶ事と食うことに関する嗅覚は 驚異的ですね! |
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ユ「ククッ…ついにケーキが食えるのだな…」 ああ、そういえば人外、第一話から ケーキの話ばかりしてましたもんね。 念願叶って何よりです。 セラは、人外より1歩到着が遅れた模様。 |
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ア「丁度疲れていたところだ…。甘い物はありがたいな」 さっきからひたすら小難しい数式を解いていたアルベルトも 台所にやってきました。 |
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猫「にゃー」 ニオイに誘われたのか、猫セラまで! やはりみんな、ケーキは大好きなご様子。 |
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テーブルでは、先を争っていた人外&裏ボスが 席の事でいがみあってました。(大人げないな…) セ「そこは、私が今座ろうと……!」 ユ「知ったことか! それよりケーキだ!俺はケーキを食うぞ!」 人外、ケーキしか見てません。 |
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不承不承、その隣に落ち着いたセラ。 横では、ユーバーが早速ケーキに喰らいついております。 ユ「フン、なかなか美味いぞ!」 セ「ルック様が作って下さったケーキなのですよ。 もっと味わって食べたらどうです」 人外と裏ボス、いがみ合いは納まる気配のないまま…… |
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とうとう場外乱闘に。 どっちが先に皿を洗うかで大モメです。(小学生ですか) セ「おどきなさい!ここは、まず私が……」 ユ「黙れ!食い終えたのは俺が先だ!」 |
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モメに揉めた両者、 結局皿を床に放置し 頼むから…頼むから仲良くやってくれまいか……。 |
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セ「……許せません!」 荒ぶる魂を休めるべく、セラは農園で土いじり。 買ってきたブドウとエルダーベリーの種を、 物凄い勢いで植えていきます。 農業でストレス発散、か…。 |
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一方男性陣は、食後のお勉強。 世界を破壊する大計画を実行するわけですから、やはり 日々の学習は必要でしょうね。 講師はもちろん、名門シルバーバーグ家のこの人。 ア「今日は、各国の現状と支配体制、ならびに 政治的な問題点について講釈致します」 しかしながら、この講義…… |
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開始二秒で非難轟々。 ル「話が回りくどいね」 ユ「全く意味がわからん!」 ……それはキミの頭が悪いからだよ>湯葉。 |