■第9話『ハルウララ、破壊者一家のお引越し』6

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さて。ケーキ作りのため、ルックが再び裏庭にやってきました。
砂糖とベーキングパウダーは既に購入済み。
あと必要なのは…そう、
バターです。
この器具を使うと、手作りバターができるのですよ。
では、ルック、解説お願い。

ル「……いいけど。
今度はちゃんと聞いてて欲しいね。
  まず、新鮮な牛乳をタルの中に入れて…」
ル「ここからが肝心だよ。
  かきまぜ棒をしっかり持ったら、間を置かず――」
ル「えぐり込むように……
 打つべし!打つべし!打つべし!
 
(c/あしたのジョー)

……ルック、案外ノリノリです。
ル「ハアハア…
  しっかり混ざったら、すぐに取り出す!」

気合入ってますね、神官将!
両足の角度にも、かなりの気合が見てとれます。

(お茶目な人だ…)
ル「ハアハア…
  これを、数回、繰り返して、完成だよ」

息切らしての解説、どうも有難う。
なかなか良い出来のようですね。
出来たてのバターと残りの材料をしっかり混ぜ合わせて…
かまどにて焼く事しばし。
美味しそうなケーキの完成です☆

ル「はじめてにしては…まあまあかな」


さて。
この甘〜い香りに誘われて、真っ先にやってきたのは――
やはりお前か。

ユ「ケーキだ!ケーキの臭いだなっ!!!!」

ほんとにキミ、遊ぶ事と食うことに関する嗅覚
驚異的ですね!
ユ「ククッ…ついにケーキが食えるのだな…」

ああ、そういえば人外、第一話から
ケーキの話ばかりしてましたもんね。
念願叶って何よりです。

セラは、人外より1歩到着が遅れた模様。
ア「丁度疲れていたところだ…。甘い物はありがたいな」

さっきからひたすら
小難しい数式を解いていたアルベルトも
台所にやってきました。
猫「にゃー」

ニオイに誘われたのか、猫セラまで!
やはりみんな、ケーキは大好きなご様子。
テーブルでは、先を争っていた人外&裏ボスが
席の事でいがみあってました。(大人げないな…)

セ「そこは、私が今座ろうと……!」
ユ「知ったことか!
  それよりケーキだ!
俺はケーキを食うぞ!

人外、ケーキしか見てません。
不承不承、その隣に落ち着いたセラ。
横では、ユーバーが早速ケーキに喰らいついております。

ユ「フン、なかなか美味いぞ!」
セ「ルック様が作って下さったケーキなのですよ。
  もっと味わって食べたらどうです」

人外と裏ボス、いがみ合いは納まる気配のないまま……
とうとう場外乱闘に。
どっちが先に皿を洗うかで大モメです。(小学生ですか)

セ「おどきなさい!ここは、まず私が……」
ユ「黙れ!食い終えたのは俺が先だ!」
モメに揉めた両者、
結局皿を床に放置しやがりました。

頼むから…頼むから仲良くやってくれまいか……。
セ「……許せません!」

荒ぶる魂を休めるべく、セラは農園で土いじり。
買ってきたブドウとエルダーベリーの種を、
物凄い勢いで植えていきます。

農業でストレス発散、か…。
一方男性陣は、食後のお勉強。
世界を破壊する大計画を実行するわけですから、やはり
日々の学習は必要でしょうね。
講師はもちろん、名門シルバーバーグ家のこの人。

ア「今日は、各国の現状と支配体制、ならびに
  政治的な問題点について講釈致します」

しかしながら、この講義……

開始二秒で非難轟々。


ル「話が回りくどいね」
ユ「
全く意味がわからん!

……それはキミの頭が悪いからだよ>湯葉。


>軍師兄、大ピンチ。