さて。続いての餌食は、シルバーバーグ一家。 言わずと知れた、名門軍師の一族ですね。 深夜。静かに佇む邸宅前に、突如降り立つ黒い影! |
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時空転移してきたユーバーと… ユ「菓子だ菓子だ!!」 |
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アルベルトです! ア「…よりによって、どうしてこの家に……」 |
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アルベルトの憂鬱も当然の事で、 この家には彼が師と仰ぐ祖父・レオンと、 天敵である弟、シーザーが住んでいるのですね〜。 さてさて、どうなることか… |
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そのとき、レオン爺は書斎で読書中で、この騒ぎには気づかず… | |
出迎えたのはシーザーでした。 シ「フン、どこのコソドロかと思ったら、兄貴か…。 なんだよそのナリ、コスプレか?」 ア「…この際否定はしない。 四の五の言わず菓子を出してもらおう」(←早く帰りたい) シ「……前言撤回。強盗かよ」 |
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仕方なく事情を話したアルベルト。 シ「ふうん?ハロウィンね。 ま、そっちの事情なんか知らないけどさ。 アイツが見たらなんていうかな?」 ア「…いるのか」 シ「丁度今は、こっちで休暇中」 |
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ア「…仕方が無い。 祖父殿に気づかれんうちに、とっとと菓子を出してもらおう」 シ「どういう理屈だよそりゃ。ふざけるのも大概に…」 ア「ふざけている余裕などない! こちらは切実なのだ!」(必死) アルベルト、相当テンパッてます。 |
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と、そこへ、話をややこしくするの大好き、 奇天烈マジシャン、ユーバー乱入! シーザーの背後に近づいて… |
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ユ「死にたくなければ 菓子を出せ!!!」 シ「うわあああああああ!??」 ア「…ユーバー…それは、DEATH or treatだ…」 |
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ユ「フン!横文字で言えばいいのだな!! Trick or Destroy!!!」 ア「……それは”悪戯か破壊か?”だろう…」 あはっ☆最悪の2択ですね! |
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ところが。このめちゃくちゃな人外の所業が、 案外シーザーのツボに入った模様です。 シ「あはっ。あはははははは…おっもしろいな、アンタ」 ユ「ん?なんだか知らんが菓子は出るのか?」 ア「……帰りたい……」 この成功に気を良くした人外… |
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とんでもない行動に出ました。 や・止めなさい…!ちょっと!こら!アンタ!! |
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!!!!! | |
ユ「菓子を出さねば血祭りだ!」(誤) レ「ぎょえええええええええええええ!!!!???」 |
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レ「な…ななっ…なんだ貴様!!」 ユ「なんでもいい!菓子を出せ!」 レ「な・何を言って…ん…?お前…どこかで見た顔だな…」 ユ「俺はお前など記憶に無い!」 レ「……そうか、貴様、あの黒騎士…!」 |
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そんなわけでアッサリばれました。(主に人外のせいで) レ「なんの冗談だ、アルベルト」 ア「…いえその…これには…深い事情が…」 レ「言い訳は外で聞こう」 |
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庭に出たレオン、アルベルトに「小突く」発動! レ「そのようなナリをして…シルバーバーグ家の名折れだ! 恥を知れ!」 じーさまブチキレです。 |
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ア「…貴方にとやかく言われる事では無い!」(小突きかえす) レ「生意気に…。お前には目をかけていたのだが とんだ期待はずれだ」(また小突く) じーさまと孫、どつきあってます。 |
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あ〜あ。険悪☆ |