第7話『”お菓子か破壊か?”破壊者deハロウィン・準備編』4

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←そんなこんなで、現在の食卓。

勢いよくつまみ食いに走ったものの、さすがに遠慮があるのか
ルックは端のほうで食事してますね。

ところで…

その横にピッタリ張り付いて動かない
セラが物凄く怖いんですが。
セ「ルック様…食事などしている場合では…」
ル「…うん、ちょっと小腹が、ね」
セ「こうしている間にも、あっち(人外&アルベルト)はどんどん
  お菓子を集めているのですよ!
  
負けるわけには参りません!
ル「……いや、べつに競争が目的じゃ無いんじゃないかな…」
と、そこへ食事を終えたナナミがやってきました!
「社交」が高いナナミ、初めて見るルックの連れに興味津々の様子。

ナ「こんにちはっ!」
セ「!?」
ナ「私、ナナミ!よろしくねっ。貴女は?」
セ「……セラと申します」
ナ「ねっねっ、ルック、サングラス似合うねぇ」
セ「まあ…!お分かりになりますか?」

一目でルックだとバレてる時点で
変装の意味まるで無しですが、
褒められてノリノリなセラに、そんな事実は関係ない模様です。
セ「私も、よくお似合いだと何度も申し上げましたのに、
  ルック様は恥かしがって中々身に着けて下さらなくて…」
ナ「そうなんだ〜。照れ屋だもんね、ルック」
セ「そうなのです!…うふふ。そういった奥ゆかしいところも、
  ルック様の魅力ではあるのですが…」

ガンガン弾む会話!
シュウさんとの
殺伐としたやり取りが嘘のようです。
それにしても、本人目の前にいるのに言いたい放題ですね。
ナ「ネクタイにスーツ姿も、決まってるよね!」
セ「うふふふ…。そうでしょう?
  貴女、なかなか見る目がありますわ…」

女子のお喋りは留まるところを知りません。
ル「ええっと…セラ?」
ナ「やっぱさ〜。スーツは浪漫だよね!」
セ「同感です!やはり殿方には、
  日頃からスーツを整然と着こなして頂きたいもの…」
ル「……これは、
ダメだね

ジェスチャーまで入って、セラ
ヒートアップ!
最早肝心のルックの声も届きません…。
そんな途方にくれるルックに、2主が話しかけてきました。
ほんとこの姉弟は社交的ですな。

主「久しぶり!ルック」
ル「なんだキミか…相変わらず緊張感のない面構えだね」
主「あははは。相変わらず面白いなあ、ルックは。
  ねえ、ソレ、もしかして”へろいん”の仮装??」
ル「……どこの麻薬中毒の話だい。
  頭の回転も相変わらずのようだね。
  …”ハロウィン”だよ」
主「そうソレ!また間違えちゃった…」
ル「本当は不本意なんだけどね、こんな格好」
主「え?何で??カッコイイのに!」
ル「……冗談は顔だけにしときなよ」
主「あはは。冗談じゃないよ〜。本当にかっこいいってば」
主「いいな〜。僕もそういうの、やりたかったな」
ル「…お望みならいつでも代わってあげるよ」
主「え!?本当!!?
やったあ!
ル「……すぐ騙されるのも、相変わらず、か」

何だかんだ言いつつ、楽しげに会話を続ける二人。
見てるこっちも、なんだか和みます。
と、会話が盛り上がっていたセラ&ナナミに進展が。

ナ「ね、これ、あげる!」
セ「まあ…!」

ナナミが取り出したのはお菓子でした!
図らずも、当初の計画遂行です。
セ「よろしいのですか?」
ナ「うん!せっかくのハロウィンだし。
  お近づきの印に、ね」
ありゃ。
予想だにしないところで友情が芽生えてしまいました…
(さすがナナミだ)
その後、菓子だけでなくちゃっかり食事も頂くセラ。

セ「これで本日分の食費が賄えます」
そのころ…ルック&2主のほうでも進展。

主「なんだかルックも色々大変なんだね〜。
  んじゃ、これ、あげるよ」
ル「どういう風の吹き回しだい?」
主「さっき、シュウさんとクラウスに貰ったんだ。お裾分け」
ル「…物好きな事だね」

主「ルック、
ハロウィンおめでとう!
ル「そこで僕を祝ってどうするんだい。ハロウィンっていうのは…」
主「お祭りなんだから難しい事はいいんだよ!
  ね、おめでとう!」
ル「…付き合ってられないね」

などと言いつつ、
好感度上がりっぱなし。
さすが星主殿〜!ルックも飴を片手になんだか嬉しそう。

ところで、それを
後ろでしっかり聞いていたセラが…
その直後に2主のゴシップ(悪口)を言いに来たのは
偶然なのでしょうか(笑)

(ちなみにこの2人は客なので、一切操作できません)
セ「ルック様をたぶらかす輩は、セラが許しません!」
ル「いや、別にたぶらかされてたわけじゃ…」

>痴話げんかは他所でやって下さいよ。