ハロウィン当日。 仕事に出たシュウさんを除く3人は、いつもの如く家でのんびり過ごしておりました。 |
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と、そんな2主の元へクラウスが… ク「星主どの、甘いものはお好きですか?」 主「大好きだけど…」 ク「では、これをどうぞ」 主「!!わあ!」 |
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主「有難う!でもコレ、どうしたの!?」 ク「今日はハロウィンという、西方のお祭りなのですよ。 それに便乗したまでです」 主「へえ…”はろうぃん”??」 ク「ええ…本来は、来訪してきた子どもにお菓子をあげる 慣わしなのですが…」 主「そうなんだ〜」 |
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さらにクラウス、ナナミにもお菓子プレゼント! ナ「うわあ!コレ大好きなんだ!有難う!」 ク「いえ…つまらないものですが」 クラウスとしては、日頃意思疎通が上手くいかない分、こういう所で交流を図っておきたいわけですが。 ナナミも2主も、予想だにしないプレゼントに大喜びです。 |
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そんな中、シュウさんが仕事から帰ってきました! | |
コタツでくつろぐシュウさんの下へ、やってきたのは2主。 主「ねっ!シュウさんは今日何の日か知ってる!?」 シ「…西方の収穫祭ですね」 主「うんそうソレ!”はろげん”!」 シ「2主殿、ハロゲンは科学物質です。 それを言うなら”ハロウィン”でしょう」 |
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主「どっちでもいいよもう! でね、さっきお菓子もらったんだよ、クラウスに!」 シ「それはそれは」 主「…それだけ〜?」 何かを期待している2主に、しかし冷たく切り返す正軍師。 |
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シ「…2主殿。祭に浮かれるのも結構ですが、 貴方には他にもっとすべき事がおありでしょう」 主「…は〜い」 2主がっかり。 神妙な表情で、お説教を聞いてます。 |
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と。ひとしきり語り終わって、シュウさんが腰を上げました。 シ「全く…クラウスも、余計な事を吹き込んでくれたものだ」 主「?」 シ「今日の取引先が、丁度ダウンタウンにありましてね…」 主「??」 |
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シ「いいですか。ついでだったのですよ。 たまたま取引先の近くで、たくさん売り出していて…」 主「…?だから、何??」 シ「…コホン」 |
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シ「――どうぞ」 主「!!わあ!お菓子! これ、買ってきてくれたの!?」 シ「っ…。だから…ついでだと言ったでしょう」 必死に弁解しつつ、飴を手渡すシュウさん。 |
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主「シュウさん!有難う!」 シ「感謝して頂くほどの事ではありません」 主「それでも、有難う!」 シ「…やれやれ」 もうメロメロ。 なんだかんだ言って、2主に甘いんだ、この男は。 |
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そのとき。 一家団欒の時間を引き裂く不吉な影が庭先に…! |
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虚弱なエージェント、ルック! | |
そして、魔女セラ! 時空転移の術を使い、堂々参上です。 |
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早速家主のシュウさんに絡むセラ。 セ「お菓子を頂きに参りました」 シ「その扮装…何の冗談だ…?」 セ「冗談ではありません。今日はハロウィンでしょう」 シ「!?あれは子どもが…」 当然、そんな話に聞く耳を持つセラではありません。 |
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セ「とぼけても無駄です。ここの副軍師が、 昼間菓子を購入していたのは調査済みですよ」 シ「調査までしてご苦労な事だが 生憎そちらにお渡しする為の菓子など 我が家には一切置いていない」 セ「まあ!」 |
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シ「(失敬な女だ…)」 セ「(食えない男ですね…)」 あわわ。どんどん好感度が下がっていきますよ〜。 |
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シ「とにかく。お帰り願おうか」 セ「お菓子を頂くまでは帰りません」 シ「話にならんな」 玄関口で、セラVSシュウの舌戦が繰り広げられていたそのとき! |
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クラウスが洗面台を壊しました。 (なんでこう、シム人は緊張感が無いんだ…) |
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そんな招かざる客を無視して、一家は夕飯です。 ←あいかわらず姉弟はシュウさん大好きっ子。 主「ねえ、物音したけど、お客さん?」 シ「空耳です」(きっぱり) ナ「え〜っ!さっき入り口で揉めてたよね。私見ちゃったもん」 シ「錯覚です」(きっぱり) |
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と。そこへツカツカと近寄る、エージェントルック! 一発ガツンと攻撃するのか…!? と思いきや。 |
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←ご飯貰ってました☆ ……まあ…いいけどね…。 |
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←ちなみに、その頃のクラウス。 ク「……」 いつまで経っても夕飯が食べられません。 |