第8話『”お菓子か破壊か?”破壊者deハロウィン・当日編』17

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そもそも、ここにルックを来させたのは、
この双子の絡みが見たかったからなのです
が。
さっぱり
空気を読んでくれないササライ様、
客が来たってーのに、いきなり風呂に入りだしました。

いつもは命令しなきゃ入ろうとしないくせに…!
(嫌がらせでしょうか)
サ「フンフンフーン♪」

…気持ち良さそうで何よりです。
いつもなら客の相手に回ってくれるナッシュも
この時は(ササライ様の攻撃に疲れたのか)
チェスに没頭中でした…。
もてなしが無いので、仕方なく
置いてあった料理を勝手に食べるルック。

なんとなく、背中に哀愁が漂ってます。
そこに、セラもやってきました。

セ「ルック様、お付き合い致します!」
ル「ねえセラ…食事も食べたし…
  もう十分じゃないかな?」
セ「何を仰いますか!
  ハロウィンは、
菓子を奪ってなんぼ、です!」
ル「そう…」
弟の苦難などどこ吹く風。
すっかりリラックスムードのササライ様。
風呂から上がると、ナッシュのチェスに乱入しました。

サ「一局お相手願うよ」
ナ「それは…構いませんが…」
ちなみに、そのころのお客人は
退屈なあまりその辺をウロウロしてますが
そんな事はお構いナシです。
サ「……」(コトッ)
ナ「……」(コトッ)
サ「……待った」
ナ「待ったは無しですよ」
サ「
減給するよ?」(爽やかに)
ナ「……」

どうやら、ササライ様は劣勢の模様ですね。
ナ「ササライ様…いつも申し上げていますが
  ゲームのルールは守って頂かないと……」
サ「うん。知ってるよ。
  
僕がルールブックだからね!」(爽やかに)

すばらしい
ジャイアニズムです!
結局、ゲームはササライ様の勝利に終わりました。
どんな汚い手を駆使したのでしょうか。

サ「
あはははは!(生音)これで、僕の38勝0敗だね!」
ナ「……」
サ「本当に弱いなあ。今日も楽勝だよ」
ド「ラクショー!なっしゅムノー!

横で、ドミンゲスも調子を合わせます。
ナ「この性悪……
サ「
ん?何かな?」
ナ「……何でもありません」

雇われ身分は辛いですね!

さて、この勝利に気を良くしたササライ様。
その足で、新たな遊び相手の下へ…!
サ「あははははははは!
セ「なっ……何事です!?」

セラ、逃げてーーー!

様々な家で奇行を連発してきたセラですが、
元祖天然奇行士には敵うべくもありません。
セ「なんて不躾な!」
サ「ははは、そう?
  
予告無く勝手に上がりこむ方が
  大分不躾だと思うよ!」

何気なく正論ですが
その前の行動が行動だけに、通じるはずもありません。
セ「許せません!この上はっ、ここでっ氷漬けにっ…!」
サ「わあ、穏やかじゃないなぁ」(←誰のせいですか)

ル「
セッセラ…!

セラの余りの剣幕に、ルックが慌てて駆け寄ります。
おっと…この行動は「励ます」ですかね?(タイムリー!)

ル「落ち着くんだセラ。
  ここで激昂してはアイツの思う壺だよ」
セ「ですがっ…!
  
あの顔であのような真似…!許せませんわ!」

まあ、ルックは絶対しませんものね。
あんなの。
ル「マトモに取り合わなければいいんだよ。
  ほら、深呼吸して」
セ「は・はい…」
セ「ふう…。
  お騒がせして…申し訳ありませんでした、ルック様」
ル「いや……」

ルックの励ましにより、和やかな空気が流れ……。
!?
!!!!
サ「あははははははははは!
セ「
きゃあああああああああああ!
サ「ははっ!まだまだ甘いね」
セ「こっこっ…
"氷の息吹っ……"!
ル「
セラ!
セ「ルック様っ!」

ルックの静止の声に、不満ありげに振り返るセラ。
余程怒り心頭な模様ですね。(無理もない…)
ここで、なんの偶然かまたも「励ます」発動!
……ルックは優しいなあ。

ル「言ったろう。ここは、堪えるんだ」
セ「はっ…はい…。申し訳ありません…」

>もう、どうにもならないよ神官将…。