■第9話『ハルウララ、破壊者一家のお引越し』4

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さて。そのころ…。ゴルフに熱中しているセラの元に、
ルックとアルベルトがやってきました。

ゴルフ場に行ったままちっとも戻らないセラを
心配してやってきたみたいですね。
ル「ええっと、セラ…?時間も時間だし(深夜2時)、
  買出しも済んだんだから、そろそろ…」
セ「
お静かに願います、ルック様!!
  ティーショットは、この一瞬が全てなのですよ!」

大変です。セラ、すっかり
俄かプロゴルファーに…!

「ワイはセラや!プロゴルファーセラや!!」
(十代のコには通じません)
ア「芝目良し…カーブのライン良し…。
  ……頂いた!」

うお!?いつの間にか、こっちにも
俄かプロが…。

やはり軍師兄、遊園地好きとみました。
間違いない。
ほぼ同時刻。

ユ「
ぎゅいいいいいいいいん!!!!!!


はいはい、楽しそう楽しそう。
セ「風車の溝は約10センチ…僅かな狂いが命取りですね……。
  ここは、手首のスナップを効かせて……」
ル「セラ…」(遠い目)

もはや彼の声は、
プロゴルファーセラには届かない模様です。
ル「ふう……」

失意のルック、仕方ないので自分もゴルフに参加することに。
そうそう。せっかく来たんだから楽しまなきゃ!
←彼みたいに。


ユ「
ひゃはははははは!!!菓子だ菓子だ!!!」
ようやくジェットコースターを乗り終えた人外、
満足げに降りてきました。

ユ「フン、まあまあだったな!」

その割には
物凄い楽しそうでしたが。
その足で、彼もまたゴルフ場へ!

なんだなんだ、破壊者総出でゴルフ大会か?と
身構えるプレイヤーでしたが…。
ポップコーン食いに来ただけでした。

ユ「騒いだから腹が減った!」

ほんとにキミは、毎度そればっかだね★
ユ「む!なかなかイケるなコレは」

ああそうですか。
それは結構です。結構ですが……


グリーン内で食べないで下さい。


パーシィちゃんがまだプレイ中だというのにこの所業…。
見るからに
激しく邪魔ですが、人外はお構いなし。


さらに、間髪入れずおかわりまで…。
そんなにポップコーンが好きか。
一応反省したのか、
今度はちゃんとグリーンの脇で食べてました。

ユ「ククッ…。良い塩加減だ!」

……なんか私もポップコーン食べたくなってきたヨ…。
その頃。
なげやりな気持ちでゴルフを始めたルックですが、
なんだかすっかりハマってしまった模様です。

ル「やや傾斜がかかってるね……。
  中央の溝は奥で1度大きく開く、か。
  ならばここは、スピンを強めにかけて――」

妙な
人形のベロを、そんな真剣に考察されても…。
プロゴルファーセラは、疲れたのか休憩中でした。

セ「ルック様…素敵です!」

人形のベロと見つめ合ってる32歳ですが、いいんでしょうか。
一方、ゴルフ場を出た人外は、ヘビ使いの芸に大喝采。


ほんとにキミは、
邪悪なものがお好きですね。
外でも懲りずにポップコーンを食し――
また乗りよった!!

>さらに…。