さて。メロンフィーバーがようやく収まったころ… 俄かに外の仮設トイレが混みあってきました。 さすが、本能のままに生きるシム人達。食った後は出すのみです。 |
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と…、その仮設トイレ前。 アルベド一家勢ぞろいで何やら騒いでいる様子。 ア「トエオ チンシルム イノ!」 (オレの、筋肉を見ろっ!) またしてもリンさんが絡まれてます(何故リンばかり) |
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ア「フンッ」(決めポーズその1) リュ「ちょっとぉ…」 |
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ア「ホワァァァ……」(溜め) リュ「アニキ…!」 |
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ア「フンッ!!!」(決めポーズその2) リュ「ミミアデンシッ…!(いい加減にッ)」 |
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リン「素晴らしい!」 ええーー!? |
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リ「驚きました…。共に暮らしていてこの肉体美に気づかないとは! いやはや素晴らしい」 ア「ソ…ソウカ!?」 リュ「……また出た」 取締役社長・リンの弁舌が再び冴え渡ります。 |
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リ「…で、どうでしょう。わが社のプロテインを利用すれば その美しい筋肉にさらに磨きがかかること間違い無しですよ。 今なら家族割引と言う事で定価の3割引で…」 ア「ソ…ソウカ!買った!」 リュ「……はぁ」 さすがは |
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ア「リュックコイサア、トエオシルサミヂ!」 (リュックも見たか!俺の肉体美!) リュ「……なんで騙されちゃうかなあ」 ア「??」 その証拠に、トイレに来たジェクさん捕まえて 再びおだてはじめてますからね、社長ってば。 リ「いや、これはこれはジェクトさん、お会いできて光栄です」 J「おお、そうかあ?」 |
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…リンさんがおだてているのが、基本的に騙され易そうな人ばかりなのが気になりますが。 それはさておき、もう一人のアルベド人は何をしているのか…。 と、またもトイレの前で何事か起こっている模様!(どうしてこう、トイレにばかり…) |
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シ「おいコラ、おれぁ、許さねえぞ!」 ティ「な・なんスかいきなり!」 ティーダとシドのおっさんが、激しく口論してます。 初めから見てないプレイヤーは、何が何だかわかりません。 しばらく黙って見守っていると… |
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シ「いいか。ユウナはオレの大事な姪っ子だ。 それを嫁にやろうってんだ。それなりのケジメってもんを つけてもらわねえと困る!」 ティ「んなこと言っても、もう結婚しちゃったしなあ…」 シ「ななな・なんだとぉ!?」 どうも、ユウナ関係でシドのおっさん怒り心頭のようです。 そういえば、結婚式の時にはまだ アルベド一家はいなかったんですよね〜。 |
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シ「小僧、てめえ、お・オレに挨拶もナシに ユウナと…け・けけけ…けっこ…」 ティ「だってオッサン、あの時はまだこっち来てなかったじゃないスか」 シ「だってもヘチマもあるか! あのブラスカのヤツといい、皆勝手ばっかりしやがって!」 妹に続き、姪っ子もあっさり攫われてしまいましたからね〜。 そりゃあ怒り骨髄に入る、といった感じでしょうか。 ところで。 |
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そんなやりとりをさっきから真横で傍観していた、当のユウナ。 ユ「あ、なんかもよおしてきちゃった…」(そそくさとトイレへ) 完全に人事ですね。(鬼嫁…) |
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ユウナが用を足してる間も、シドの怒りは収まりません。 ティ「ま・まあまあ…落ち着いて… 冷静に話そう、冷静に」 シ「これが落ち着いていられるかっ!」 |
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思い立ったら一直線のシドのおっさん。 怒りはさっぱり収まりません。まさに鬼の形相。 ティ(まいったなぁ…) |
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そこへ、相変わらず淡々とした風情でユウナが戻ってきました。 ユ「あ、まだやってるんだ」(鬼嫁) ティ「あ、ああ……あれ?」 |
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野良「ニャーゴ…」 さっきイナミ君と遊んでいた野良猫が、ティーダに擦り寄ってきました。 う〜ん、可愛い! 殺伐とした空気が、一瞬で暖かなものに…。 |
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ティ「ははは。なんだよお前、迷いこんだのか?」 野良「にゃ〜ん」 ティ「おいおい、くすぐったいッスよ…あはははは。」 シ「腹減ってんじゃねえか?」 ティ「そうッスね…んじゃ、ちょっと食べ物持って来…」 |
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シ「…って、そんなもんに惑わされるかぁ!!」 ティ「うわっ!」 一瞬のほんわかムードから一転。 やっぱり猫の可愛さだけじゃ誤魔化しきれませんでした☆(てへっ) ところで、相変わらず傍観ムードのユウナが物凄く怖いです。 |
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シ「いいかっ、これだけはハッキリさせておくっ! オレは、お前を甥とは、認めねえ!」 ティ「あーーーもう!うるさいっ!!!」 とうとうティーダもキレちゃいました。 耳ガッチリ塞いで、聞く耳持つ気まるで無しです。 |
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ティ「もう何も聞かないッス!」 シ「いい態度じゃねえか!」 二人が完全に決裂した、その時。 |
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ユ「ティーダ」 ティ「…んあ?な・なんスか?」 |
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ユ「フンッ!!!」(がばちょっ) ティ「おわっ!!!???」 |
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ぶっちゅうううううゥゥゥゥゥーーーー! ティ「ーーーーーーー!!!!!!」(超抵抗) |
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ティ「ぶはあ!!い・今はマズイッスよ、ユウナっ!」 ユ「どうして?」 ティ「どうしてって…見てただろ!?シドのおっさんが…」 ユ「うふふ。そうだね」(にっこり) ティ「ユウナ…わ・ワザとっスか…」 |
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ユウナ怖すぎ、とプレイヤーが震え上がった瞬間、どうやらパソ本体も怯えてしまったらしく シムそのものが落ちてしまいました… そんなわけで、しきり直して第二部を作りたいと思います。 あの親子のクリスマスの夜もやりますヨー。 |