第7話『”お菓子か破壊か?”破壊者deハロウィン・準備編』1

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前回に続き、再びこの一家を扱う事に…(動かしやすいんだもの)
さてさて。最近の破壊者一家ですが、生活がすっかり二極分化しております。
具体的には…


アルベルト(政治家「院外議会工作者 」)、ユーバー(犯罪者「ノミ屋」)の出稼ぎ組と…

家内制手工業(要は内職)に勤しむ、
主夫ルック&裏ボスセラの自宅待機組です。
出稼ぎ組は、家にいる間はもっぱら昇進の為の自主訓練。

ア「市政も国政も、所詮は盤上のゲームと同じ事…
  駒をいかに有効に動かすかは、為政者の力量次第だ」

そんなわけで、政治の世界で邁進するアルベルトは
もっぱらチェスに勤しんでおります。

さて…一方ユーバーはというと…
ユ「はっ!」

……。

え〜……。
念のため。

突っ込みの練習ではありません。
体が資本の犯罪稼業。エクササイズ中なのです。
ユ「フンフンッ!!」

こんなカンジで、日々筋力トレーニングを……
ユ「はぁっ!!」

いや…それはもういいから。
さてさて、内職組の方はというと。
ルックは前回から引き続き、主夫業に専念中。
トイレのゴッキーと格闘中ですね!(うわあ…)

ル「……もう……何でもいいよ…・…」
セラも、ノーム作りの腕を上げつつ、内職に勤しんでおります。
隣ではルックが
ジャム作り中。(売って家計の足しにするのです)

セ「ルック様…内職もいいですが、やはり倹約にはもう少し
  努力工夫が必要だと思うのです」
ル「そうだけど…他に家で出来る事なんて…」
「セラにお任せ下さいませ!」
ル「え!?…う・うん…」

一抹の不安がよぎるルック。その予感は翌朝的中するのでした…。

畑できてる!!
ル「セッ…セラ…??」
セ「これからは、食事も
自給自足に致します」(きっぱり)
ル「いや…でも…」
セ「さあ、種を買いに参りましょう!」
ル「……」


こうなってはもう、誰にも止められません…。
そんなわけで、やってきましたオールドタウン。
シム人達の憩いの場でもあるこのエリア。
ペットを買ったり、ガーデニングを始めたかったら
まずはここに来る必要があります。

セ「トマトにレタス、エンドウ豆…ニンジン……
  どれが一番栄養価が高いのでしょう…」

セラは種コーナーで思案中ですね。
このオールドタウン。
原則家族全員で訪れる事になってますので、当然他の3人も一緒なわけです。
セラが買い物してる間に、他のメンバーの様子を覗いてみましょうか。

ユ「なんだコレは…生でも食えるのか?」

種ではなく、野菜(
現物)に興味津々の人外。
いつもながら食欲旺盛です。
ル「……ふう」

ルックは一人、喫茶室でコーヒーすすってました…。
苦労症ですな、主夫殿。
アルベルトも喫茶室にいました。
居合わせたルイス君に、チェスの手ほどきをしてあげてる模様です。

ア「そこにナイトを進ませるとは…面白い。
  騎士も結構ですが、軍師を目指すのも宜しいのでは?」
ル「そ・そんな事…。光栄です」

ルイス君!騙されちゃダメよ!
さんざん迷っていたセラ、ようやくお会計です。
結局トマト&レタスを購入する事に。

セ「まずはこれで、カロチンとビタミンCを摂取するのです」

…左様ですか。
人外は……。

「一つよこせ!」
店員「……お代をお先にお願いします」

……ペストリー売り場に群がってました。(
またメシですか
ちなみにペストリーってのはこんなのです。
要はデニッシュ系のパンですかね。
ユ「ふん!まあまあだな」

ああそうですか。
もういいッス…

ところで、チェスしてたはずのアルベルトの姿が見えませんね。
ク「…しかし、それでは自軍に多大な犠牲を強いる事にも…」
ア「より良き歴史のため、時に小さな不幸を生み出すこともある――
  それしきの事に心を砕いていては、
  歴史を正しき方向に導くことなど不可能でしょう」
ク「……あの人と同じ事を仰るのですね」

おっとっと。遊戯場でクラウスと舌戦中ですよ。
相反する師を持つ軍師同士、思うところも多いのでしょうかね。

横で盗み聞きしている、某ハルモニア諜報部員が気になるところ。
とそこへ、ペストリーを食べ終わった人外が。

ユ「並べ方がわからんぞ!こうか!?」

…腹が膨れたら今度は遊びですか。
(どこへ行っても行動パターンが変わらないのはどういう了見か)
あ!セラが怪しい薬品に手を出している…!

農夫「栄養価が高いからな…使いすぎにはくれぐれも注意してくれよ!」
セ「承知致しました」

…強力な肥料のようですね。出来が楽しみなような、怖いような。
(あ、サロメ発見)
ア「フン、あのシュウの直弟子だけの事はある…
  侮っては足元をすくわれかねんな」

舌戦に疲れたアルベルト。
思案に暮れつつコーヒーブレイク中。

そのほぼ同時刻。
人外の胃袋に、2個めのペストリーが収容されました。

ユ「玉突きは腹が減るな!」

……食ってばっかだな、本当にお前はよぉ。

>いつも何度でもメシを食ってる〜♪