■第2話『ブライト王家、わが道を行く〜アルベルト野望への序曲』4

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ルカ様とは話せなかったものの、ある程度の成果を得たアルベルト。満足しての帰宅です。

見送りはジョウイ。

二人とも、どこか同じ臭いを感じているかもしれませんね。
…お互い策略家ですから。そして成り上がり。

ア「貴方とはいずれまたゆっくりと…ジョウイ・ブライト様。
  御二人にもよろしくお伝え下さいませ」
ジ「ええ…お気をつけてお帰り下さい」

こうして、出世願望を抱いた赤毛軍師兄は帰ってゆきましたとさ。
ところで。
今家でユーバーと二人きりのルックがとっても心配。

ひがな一日ピアノに没頭しいていたルカ様。
アルベルトの帰宅をみはからったように、演奏を止めました。

ル「あれがレオンの孫か。フン…ペラペラとよく喋る」

…案外この御方も食えないです。

ピアノで疲れたルカ様。ソファに腰掛けて休憩…と。
そこにジルがやって来ました。


…重い沈黙。(シム時間にして10分)
この座る場所の距離間もすごいな…(1P目のジョウイとの読書中と比べてみよう)



耐えられなくなったのか、先に席を立ったのはジルでした。
すると、なんの偶然かほぼ同時に腰を上げるルカ様。


ジ「…あ・あの…お兄様」
ル「…なんだ」

ジルが、意を決したようにルカ様に話しかけました。
コマンドは…
なんと「誉める」です!
(ちなみに一切操作してません)

ジ「今日のピアノ…素晴らしかったです!
  お兄様があんなに上手だったなんて私知らなくて…」
ル「……」
ジ「ほ・本当です!本当に私感動して…!」

思わずつめよるジル。
しかしルカ様、
激しい拒否反応!な・なんでさ!

ル「よせ、気味の悪い!
  別にお前のために弾いていたわけではない。
  くだらんおべっかはやめて貰おうか」
ジ「そんな…私…そんなつもりは…」

うなだれるジル。
ああ…この兄妹はどうしてこう…。

結局、相容れぬまま別れてしまいました。
どうしても何処かがズレてしまうのね、この二人は。
ルカ様もひねくれてるなあ…。

なんだかせつない展開…。

その足でルカ様は寝室へ。
そう、駄目出ししたあのベットです。
ダブルを一人で使う贅沢ぶり。

…パジャマ、新しいの買おう…(似合わね〜!)
せっかくのシリアス展開台無しです。

ところで、
ルカ様は結局一日中絶食状態なんですが。

ジ「…どうして上手くできないのかしら…」


傷心のジル、お風呂でリフレッシュ。
妙にセクシーポーズが過剰ですが、
まあそれは見なかったことにしつつ。

ってあれ・・・?

何も知らぬジョウイがトイレににやってきました。

さあ大変。
(城のくせにユニットバスかよ)

ジ「キャアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーー!!!」
ジョ「うわっ!ご・ごごごごごめん!」
ジ「出てって!早く!今すぐっ!!!」

ジル様大騒ぎ。(物凄い金切り声でした…)
仮にも夫婦なんだから(ほんとに仮だがな)別にいいじゃないさ…。

ジ「…もう寝ましょう」


踏んだり蹴ったりだったジル様。早々に就寝。

…無理とは思いつつ、
ジョウイと一緒のダブルベットにしたんですけど…
さてどうなるかな。

ジョ「…一緒に寝るわけにはいかないよ…」


あ、やっぱダメですね。(知ってた)
やはり偽夫婦。同衾は禁物の模様です。

でもね、この城にはもう、あとひとつしかベットが無いのよ?

そう、
ルカ様のベットです。

ジョ「………。まだ死ぬわけにはいかないんだ

もっともですね。

ルカ様、夢に見るほどピアノがお気に召したご様子。
豪快なイビキも妙に似合います。

←結局こうなる。

ジョ「……キャロに、帰りたいな…」

入り婿は辛いですね。
野望の実現のためには、耐え難きを耐えねばなりません。

でもあんまりなので、急遽シングルベット購入しました。

ジョ「うう〜〜〜ん…ピ・ピアノが…ピアノの音が…
   も・もう…やめ……」

夢に見るほどルカ様のピアノが嫌だったようです。
結局安眠できない、可愛そうなジョウイでした。

さあ、帰ろう。