■第一話『アーロン・仔ティダの養育者となる、の巻』3

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はしゃぎ疲れた仔ティダ、ソファでうたたね。
うーん、かわゆい!

でも水着のままじゃ腹冷やしますよ?
その間に、アーロンはせっせと夕食準備。
ちゃんと主夫してます。


海パンだけどね。
って…あれ!?
おもむろに起きだした仔ティダ。
料理中のアーロンを尻目に…

仔「オッサンの料理なんて食べてらんないよ」

ゆ・夕食前にお菓子食う気だよこの子!
ちょっとアーロン、注意しなきゃ駄目でしょ!
仔「ごっちそうさま〜」

あ〜あ。完食しちゃった。
一応ゴミは片付ける良い子です。
でももう満腹で、ご飯はいらない様子。

アーロン、びしっと言ってやってよ!
ねえアーロン!
…アーロン?

拗ねてました。

渋「……フン」

本家にも負けない拗ねっぷりです。
せっかく作ったのにね、ご飯。
でも拗ねるのはどうよ、35歳。
そんな中年はお構いなしで、仔ティダはもうおねむ。
う〜ん、パジャマ姿もかわゆいです。

仔「明日は学校だから、早く寝なきゃね」
仔「むにゃ…川…泳ぐ…ZZZ」


夢に見るほど水泳大好き。
さすが、将来のエースは違います。
その頃のオッサン。

やけ食い中。

渋「こんなに美味いのに…」

なんだか哀愁が漂ってます。
でも海パンだから色々台無し〜。
2人前をたいらげ、深夜の食器洗い。
こころなしかやけっぱちに見えます。

渋「みていろ…明日こそっ…」


子育て一日目は、ちょっぴり失敗に終わったようで。
早く親子らしくなれるといいっスね。

とりあえず
早く服着て下さい。

じゃ、戻りますか。