第9話『メリークリスマス!FFXシム人ズの聖夜の巻』12

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お風呂に入って歯を磨き、仔ティは9時前に就寝。
渋も、家事を終えて11時頃に床につきました。
一番の問題だった猫ジェクも、どうやら寝付いてくれた模様…!
台所には、思わせぶりな手作りクッキー。
そして、突貫工事の暖炉。
家族全員が十二時までに就寝。

これがクリスマスには、絶対必要だったんです…。
夜が更けます。
外の雪だるま(レプリカ)が綺麗に輝き…
庭に置いたサンタ人形が微笑む中――


時刻は深夜0時を迎えました!
シャンシャンシャン…♪

不思議な鈴の音色とともに、突然暖炉の横の空間が捩れます。
こ・この後姿は!
サンタさんです!
本物のサンタさんが、夢ザナル一家にやってきました!
サ「はははは。やあやあ。メリークリスマス!」

サンタさん、プレイヤーにご挨拶。
それにしても…
なんだかコミカル。
サ「どれ…仕事の前に一服するかな」

挨拶を終えたサンタさん。
渋が作っておいた手作りクッキーにおもむろに手を伸ばします。
ガリッバリッボリッムシャリッ。

……。

なんというか、
威厳もへったくれもない気がしてなりませんが
きっと目の錯覚です。
サ「ゲフーー!

ガッツリとクッキーを完食したサンタさん。
空いた皿を…
床に放置します。
サ「ふーっ。満腹だわい」

何しに来たんですか。
サ「おっと、いかんいかん。仕事せにゃな」

そうしてサンタさんは、子供部屋の扉を開けました。
サ「ほほう。見事なツリーじゃ。…どれ…。」

ツリーを確認したサンタさん、気合い一発!
チェス台をプレゼントしてくれました〜!
有難うございまっす。
今度二人に遊ばせますね。
サ「ふぉふぉふぉ。メリークリスマス!」

さらに、家族全員へプレゼントも用意してくれます!
さすがサンタ!

クッキー貪り食ってた時の怪しさはこの際忘れてあげます。
まずは、アーロン用にひとつ。
ナイスな腰のひねりとともに、軽快にターンすると…
仔ティ用にひとつ。
さて、残るは猫ジェク用の…

って、こらこら、
どこ行くんですか。

>サンタ大暴走。