■第12話『年末大掃除・お蔵出しネタ大処分の巻』2

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さて。
ワッカさんがリュックと熱いダンスを繰り広げていた頃――
外が大変な事になっていました。



庭に設置されたバレーボールコートで、まさに始まらんとする熱いバトル!

いや待て。そんなことより。

←なんで脱いでるの?

ブ「ふふ…どこからでもかかってきなさい」
渋「……」

やる気満々(にも程がある)のブラ様の姿に、
ほんのり引き気味の渋アーロン。
対するは、一人息子のイナミ君。

イ「オッサンには負けないぜ!」

年端もいかぬ子ども一人に、
二人がかりで襲い掛かる大召還師とガード。(35歳)
情けなくて涙が出るよ…。
そうこうする間に、アーロンのサーブでゲームスタートです。

渋「いくぞ…!」
イ「それ!」

イナミ君、これをなんなくレシーブ!
渋「むん!」

戻ったボールを、再び返すアーロン。
息をもつかせぬ、激しいラリー!
少しは動こうよ、そこの半裸の人。

渋「
そこまでだ!

おっとアーロン、チャンスボールに合わせ痛烈な返球!



取る素振りくらい見せようよ、そこの海パンの人。

イ「あ!……ちっくしょう」

これにはイナミ君動けず、ポイントを奪われてしまいました。
仕方ないよ。二対一だもん。
実質タイマンですが
先取点ゲットで、盛り上がるオッサンチーム。

渋「常にこうありたいものだな」
ブ「ざっとこんなものだね

←いや、貴方は脱いでただけだから。

(何でそんなに得意げなんだ…)
ところが…ここで突然のアクシデントが!

渋「すまん…ブラスカ…!」

主戦力のアーロン、
歳のせいでトイレが近いのか
試合途中でいきなり帰ってしまいました。
(何でシム人はこう自分勝手なんだ…)

と、いうわけで…

オッサンチーム改め、
海パン大召喚士vsイナミ君。
今度こそ、正真正銘一対一のバトルです!




ブ「ではいくよ…!」

せっかくのブラ様サーブですが、
私としては
折れそうな手首と足首のほうが気になります。
てぇかブラスカ様、ちゃんとバレーできるんですか…?
ブ「はぁっ!」

ネットタッチ。
ブ「おや?」

すんなり見逃し。

うん…なんか…
全然ダメだね。
というわけで、結局勝ったのはイナミ君でした…。

イ「やっりー!!」

小学生に負けたパンツ一丁の大召還師。
心の底からかっこ悪いです。
そうそう。ブラスカ様といえば。
ルー姉様と
不倫疑惑がありまして。
何故かよくダウンタウンで一緒にいるんですよね…。

奥様が異界の影で泣いてるぞ!
ちなみにこの時、実はワッカも
あからさまにお水っぽいお姉ちゃんと同伴しており…

レストラン内はちょっとした修羅場でした。



キャー!こわいこわい!昼ドラもビックリ!
ルー姉様が
たわしコロッケ財布ステーキを作る前に
いい加減どうにかせねばなりません…。


>「この、泥棒ネコ!」