■第10話『ジェクさんスターへの道!〜飛翔編〜の巻』5

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渋「フン……まあ、お前の努力は認めよう」
J「努力じゃねえ、魅力だ。み・りょ・く!間違えんな!」
渋「フ…。いずれにしろ、名声は誰しもが望んで得られるものではない。
  それをこれだけ得ているということは――
  お前には、常人には無い何かがある。そういうことなんだろう」

何だかんだで、ジェクさんを認めちゃいました。あらら。
J「へっ…んだよ、わかってんじゃねえか」
渋「フン…」

ここで終われば、素敵な男同士の友情物語だったのです
が。

J「よおし。今日は気分がいいからよ。特別大サービスだ!」
渋「
!?
ぶっちゅううぅぅぅーーーーーー!

渋「
ーーーーー!!!!!!!

*大変不適切な映像が流れています。
しばらくの間、ビサイドの美しい景色をお楽しみ下さい。
渋「ぶはあ!なっ…こっ…ばっ……!!」
J「あん?どしたぁ?感動で声も出ねえか?(ニヤニヤ)」

老子にチューされたユウナもびっくりの勢いで
口をぬぐいまくるアーロン。…生娘かオマエは。
しかし、こんなところで例の
キス癖を発揮するとは…さすがジェクト。
アーロンをからかうためなら、手段を選びませんね!
渋「ふ・ふざけるのも大概にしろっ!

あ。キレちゃった。(そりゃそうだろう)
アーロンの怒りが収まらないので、ジェクトはさっさと退散です。

J「じゃ、またな。…相変わらず、冗談通じねえなあ」
渋「黙れ!貴様の冗談は度が過ぎる!」
J「へいへい」

え〜ゴホン。さて。
ファン親睦もいいですが、(一部親睦になってませんでしたが
そろそろスター友達も増やしておきたいところです。というわけで……

某お騒がせデュオ(改名したんですよね?)の、
レナちゃんをひっかけてみました。

J「とりあえず、飯でも食うか。な?」
レ「……」

なんだかつれないご様子。
J「つーわけで、今度試合、観に来ねえか?」
レ「興味ないわ」

レストランでも、ジェクさんのブリッツトークに
ちっとも乗ってくれません。

う〜ん、これはマズイかと、心配するプレイヤーでしたが……
そこはそれ、百戦錬磨の女たらしにかかれば
18かそこらのお嬢さんなんぞイチコロですよ。

J「しっかし、色白いな」(下から見つめつつ)
レ「…そうかしら」
J「おうよ。いいねえ。好きだぜ、白い肌」

軽快なトークと、度が過ぎないスキンシップ(足触れてます…)に
段々とレナちゃんも心を開きはじめ……
トドメのプレゼント攻撃で、完全にノックアウト!
……さすがです。

それにしても、一つ間違えると
援助交際ですねコレ。
食器片付けにきたお店のお兄さん。
心なしかテーブルの拭き方が
ぞんざいです

ま、真横で女子高生とおっさんがイチャコラしてたら、
仕事なんてやってらんないでーすよねー。
さらにさらに。
もうひとり、今度はセクシー路線で売り出し中の
人気スターのお姉様を引っ掛けました。
(有名人スキンが足りないので、適当な外見です…)
お。レストランに入って早々、いきなりの花束攻撃!
贈るは勿論、真っ赤な薔薇。
現実にやられたら、うっかり
引いてしまいそうな行為ですが
ジェクさんがやる分には許される気がします。
食事中も、楽しげなトークで積極的に盛り上げていきます。
スポーツの話が合うようで、順調に上がっていく好感度。
(横から追っかけモモが襲いかかろうとしていますが、無視したいと思います)
そして、メインディッシュが届く頃には、もうすっかり打ちとけてました。
お姉様、楽しそうに笑ってます。


ところで…・・・
ストライクゾーン広いですね、ブラスカ様。(老女…)
食後、音楽に合わせて楽しげに踊り出すまでになった二人。
(右上にはみ出ているのは追っかけモモの足です)

今回のデートも大成功!
と安心していたジェクさん(と私)ですが――


その帰り道。
またワッカ来た!
ワ「ジェッ…ジェクトさん!またお会いできるなんて…感激ッス!
J「お・おう…そうかよ。
  いやな、今プライベートだからよ、悪ぃけど……」

しかし、興奮極まったワッカに、ジェクさんの声は届きません。
ワ「くーっ!いつみてもスゲエ筋肉・・・…
  さ・触ってもいいですか!?むしろ触りますけどいいですか!?」
J「ま・待て。待てって!ま……っ…って……
  
待てっつってんだろ!

あ。とうとうキレちゃった。
ワ「すっ……すんません……」

思いっきり拒絶されて(当然です)、一気に凹むワッカさん。
対するジェクさんも不機嫌なまま。
あああ…もう!せっかくのデートのムード台無し。
どうしてくれるんだね、そこのトンガリ!


せっかく前回、熱狂的ファンを片付けたところだと言うのに・・・…
(スター追っかけてる暇があったら働いて下さい)←まだ無職なのか。

そんなこんなで、最後はコケてしまいましたが、
それでもお姉様の心はガッチリ掴んでいたようで――

↓この時点でのジェクさんの友好関係はこんなカンジに。

思いっきり三股。
(友達女子ばっかりな上、みんなに惚れられている…)

それでもジェクさんの勢いは止まりません。
某デュオのもうひとりの片割れ、ジュリアちゃんに大接近。

今度はブリッツトークも通じるようですね。
ここからの展開はもう自明なので、割愛しますけれども。
いつもの戦法で、ジュリア嬢の心もすっかりジェクさんのものに……


というわけで。

四股完成。


……どうでしょうコレ。
ある意味、とてつもなく
ジェクさんらしい状態ではありますが。
こんな調子で、すっかり絶好調のスタージェクト様。
次の機会には、頂点に上り詰めた姿をお見せできるやもしれませんね




ただし。そんな無敵なジェクさんにも、一つだけ弱点があるのですよ。
最後にそれをちょっとだけ。

J「……よう。久しぶりだな」
仔「何?」
J「いや……アレだ。どうしてるかと思ってよ」
仔「関係ないだろ」

そう。子どもには、スターの威光も、口八丁の手練手管も
何一つ通用しないのです。
J「……握手、するか?」
仔「何で?」
J「いいから。手ぇ出せって」
仔「……」

結局、上手く会話する事もできず、握手だけして別れたジェクさん。
実の息子と仲良くなるのは、スター道を究めるより難しいのかもー。

じゃ、帰りますか。